「戦勝国が一方的に断罪した、誤った『東京裁判史観』」

国際法を公然と無視して開戦した国が勝利した場合(は)
こうした国際裁判はあり得ないし、
(その国が)敗けて裁かれた場合、
法廷が戦勝国と中立国によって構成されるのは必然だ。
(また)米国の無差別爆撃と原爆投下が国際法違反として裁かれないのは不公正だ、
という指摘はその通りだが、
それを主張できるのは、国際法の規範的権威とその遵守を受け入れればこそだろう。

石川智也 朝日新聞記者