まあ私としては札幌開催・返上どっちでもいいか

メディアの報道姿勢は、偏らざるを得ないことは重々承知だ。
公平な報道と思われても、どのニュースを取り上げるか、
どのニュースをトップに持ってくるか、
多くのニュースに紙面をどのように配分するか、
ということからして何を重視するかという報道する側の視点が入る。
しかし、これは酷い。

東京オリンピックのマラソンに端を発し、IOCはコースを札幌に移すと発表した。
報道では、
ラソン参加選手にとって暑さ対策は、
数多くある問題の一つであり、これだけをとらえてコースの移転は「アスリートファースト」ではない、
という発言を紹介している。

これを本末転倒というのであり、
来年8月2日と9日に東京オリンピックで実施されるマラソン競技を考えた場合、他の件は置いても
人間としてこの猛暑には耐えられない、
というのが当初の論であったはずだ。
その最大の問題を解消しようということが、出発点であって、
いまさら他の条件を蒸し返されても、それはオリンピック開催の返上に力を与えても、
東京での開催には一向に結びつかない、ということが(東京開催に力を与えようという報道姿勢をもつメディアは)分かっていない。

おまけ

ちなみに昨年の東京は直近で言われた夜中3時出発でも、気温27度、湿度94%。

朝の6時だと、気温28.5度、湿度84%だった。

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気象庁HPより

まあ、過去最高気温ではなく117年前と26年前にあった最低気温になることを期待しといて。

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気象庁HPより

こんなこと調べりゃすぐわかるよ、IOCさん。

なぜ、騙されたのだろう・・。