問われる吠えない番犬としての報道姿勢

衆参代表質問は30日、3日間の日程を終えた。
新型コロナウイルス対策や日本学術会議問題が主な論点となったが、首相は正面から答えず、安全運転に終始。
焦点の学術会議問題も同様だ。
野党は会員候補6人の任命を拒否したことについて、過去の政府答弁との整合性を繰り返しただした。
首相は公務員の選定と罷免を「国民固有の権利」と規定した憲法15条を何度も持ち出し、「必ず推薦の通りに任命しなければならないわけではないという点は、政府として一貫した考え方だ」とかわし続けた。
時事通信記事

「安全運転に徹した」→「かみあった答弁を拒否した」
「鉄壁」→「問答無用の門前払い」
「かわした」→「逃げた」
たとえばこう言い換えてみると、印象は随分と異なる。
法政大学 上西充子教授