2020-06-07 どこが考えをあらためた、やねん 「日曜に思う」 安倍晋三首相はこの間、幾度も考えをあらためた。10万円給付のため補正予算を組み替え、検察庁法改正案の今国会成立を見送った。今後、新型コロナウイルス対策を巡っては、感染拡大防止を優先して経済活動に自粛を求めた経緯はもちろん、消費増税を含めた施策の結果責任が問われる。自分が辞めて済む話ではないと思うだろうか。だが、辞めずに豹変を遂げるには、自らの言葉で信を取り戻すほかない。最も強い人は、大義を前にして己の過ちを公に認める人である。 * この朝日新聞の番記者には「首相は幾度も考えをあらためた」 そう映っているのだろう。 取材対象に密着するのは、なんと人の価値基準を狂わすのかと、あきれてしまう。 ちなみに三省堂辞書Web編集部によると、反省するとは以下のようになる。 三省わたしは毎日何度も自分の行動を反省する。他人の相談にのってやった際、真心をこめて接したかどうか。先生から習ったことで、十分納得していないことを受け売りで教えたりはしなかったか。