まあ私としては札幌開催・返上どっちでもいいか

メディアの報道姿勢は、偏らざるを得ないことは重々承知だ。
公平な報道と思われても、どのニュースを取り上げるか、
どのニュースをトップに持ってくるか、
多くのニュースに紙面をどのように配分するか、
ということからして何を重視するかという報道する側の視点が入る。
しかし、これは酷い。

東京オリンピックのマラソンに端を発し、IOCはコースを札幌に移すと発表した。
報道では、
ラソン参加選手にとって暑さ対策は、
数多くある問題の一つであり、これだけをとらえてコースの移転は「アスリートファースト」ではない、
という発言を紹介している。

これを本末転倒というのであり、
来年8月2日と9日に東京オリンピックで実施されるマラソン競技を考えた場合、他の件は置いても
人間としてこの猛暑には耐えられない、
というのが当初の論であったはずだ。
その最大の問題を解消しようということが、出発点であって、
いまさら他の条件を蒸し返されても、それはオリンピック開催の返上に力を与えても、
東京での開催には一向に結びつかない、ということが(東京開催に力を与えようという報道姿勢をもつメディアは)分かっていない。

おまけ

ちなみに昨年の東京は直近で言われた夜中3時出発でも、気温27度、湿度94%。

朝の6時だと、気温28.5度、湿度84%だった。

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気象庁HPより

まあ、過去最高気温ではなく117年前と26年前にあった最低気温になることを期待しといて。

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気象庁HPより

こんなこと調べりゃすぐわかるよ、IOCさん。

なぜ、騙されたのだろう・・。

嫌韓国論がはびこる理由

中国は独裁国家だから、AI技術の軍事転用に抵抗する勢力は国内にはいない。顔認証システムやカメラによる国民監視システムでは中国はすでに世界一である(パッケージしてシンガポールやアフリカの独裁国家に輸出しているほどである)。
 遠からずアメリカはAI技術における相対優位を失うだろうとアメリカの軍事の専門家たちは警告している。
韓国では、市民たちが自力で軍事独裁を倒し、民主化を達成し、あわせて経済的成功を収め、文化的発信力を高めた。
 つまり、日本の前には、強権政治による成功モデルと、民主政治による成功モデルの二つがあることになる。 

この二つのモデルからの二者択一を迫られた時に、日本の政官財メディアの相当部分が「どちらかを選べというなら、韓国モデルより中国モデルの方がいい。民主政体より強権政体の方が望ましい」という選択を下した。

http://blog.tatsuru.com/2019/10/28_0831.html より

そうだなあ。

今日のひとこと

竹中平蔵氏が言うとおり、
チャレンジしたい人間がチャレンジできる社会は健全だ。
だが、政治家の仕事は、
才能がない人間にも週40時間の労働で、
所帯を維持できるだけの生活を保障することだ。
政治家と結託して、
そうした庶民の生活を散々に破壊しておいて、
この厚顔無恥さとは呆れ果てる。
寝言は寝ていえ。

https://twitter.com/issuikai_jp/status/1187610971801391104/

おかしいぜ京大

貴君について、平成31年2月26日(一般入試2日目)の午後3時28分頃から午後3時42分頃まで、本部構内及び吉田南構内において確認できた行為一言動は、次のとおりである。 
・工作物(アニメのキャラクター像)注(オルガ像)及びその説明書きの自立式看板を本部構内に持ち込み、クスノキ前において職員が設置しないよう、また、構外に出すよう通告するも応じなかったこと。
また、「鉄砲撃ってもらって良いですか、団長~、何やってんだよ団長」などと大声で発言し、受験生の邪魔になるため静かにするよう職員が通告するも無視し、「希望の~はな~、繋いだ~絆~が」注( 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 主題歌)と大声で歌ったこと。
・当該工作物を吉田南構内に持ち込み、職員が追尾したところ構外に出したが、再び本部構内へ持ち込んだこと。
その後、職員が撤去するよう制止し、構外に出るように通告するも「俺達は止まれね-からよ」と発言し、スマートフォンで音楽を流したこと。

(赤色注はBlog主加筆)

これに対する現場に最も近い試験会場の「入試委員長」(教授)のコメント

2019年2月の入試当日のオルガ像が話題になっていますが、現場に最も近い試験会場の入試委員長は私でした。 オルガ像に関する製作者と大学職員とのやり取りや音楽は全く聞こえず、受験生や試験監督から騒音に関する報告は一切受けていません。もちろん試験の実施に何の支障もありませんでした。

結論ありきの弁明要求書類だ。

処分に関わることだから真面目に作成しないと。

出た!

 自民党世耕弘成参院幹事長の資金管理団体が、

関西電力幹部らに金品を渡していた福井県高浜町森山栄治元助役(3月に死去)が相談役に就いていた兵庫県内のメンテナンス会社の社長から、

2015年までの4年間に計600万円の寄付を受けていたことがわかった。

ジミントーの大物に疑惑

温故知新

50年前と10年後

2019年10月4日

遂に香港は1国1制度として飲み込まれる道に転げ始めた。

「あんたたちはギャングだ!マスクをとって顔を見せろ!」ひとりで警察に声をあげた勇敢な香港女性 ツイッターより

(1968年 チェコプラハ
しかし言葉の面では逆に被占領側が占領側を圧倒した。占領と同時に秘密放送が活動し、送り出す電波は、中欧の空にあふれていた。
街の壁には至るところで見えない手が、大きな文字を書いていた。抗議と呪いの言葉は、行進する青年の叫びとなり、拡声器の呼びかけとなり老若男女の通行人の面罵となり、兵士たちと議論する市民の弾劾の声となって戦車をとりまいた。
ドプチェク・スヴォボダの名は国中に偏在していた。
「われわれは引き返さない」「社会主義の建設は戦車ではできない」「民主主義は君たちの知ったことではない、占領は我々の知ったことではない」「プラハ特派員のモスクワ宛電報に曰く、プラハで今朝反革命分子が二十人生まれた、戦車二十台至急送れ」「レーニンよ墓から立ち上がれ、ブレジネフの頭がおかしくなった」
チェコスロバキア政府の公式の訴えは、
第一、占領は不法な侵略行為である。
第二、「自由化」政策の目的は、「民主主義的社会主義」の建設である。
第三、政府はワルシャワ条約からの離脱を求めず、その枠の中で内政不干渉、相互の主権尊重を求める。
ソ連側の拡声器のいうところは、
第一、軍事介入は「チェコスロバキアの政治的主導者の要請」にもとづくということ
第二、その目的は「反革命分子」に脅かされた社会主義をまもるためであるということにすぎない。
しかし、政治的主導者(複数)の名前は明らかにされず、反革命の定義も明らかではなかった。
もし軍事介入が、人民を救うためであったとすれば、かって赤軍がナチ権力の支配から解放したときのように、乗り込んだ軍隊は人民から歓迎され、協力を得たであろう。
言葉は鋭くても一台の戦車さえ破壊することができない。戦車は、プラハ全体を破壊することもできる。
しかし、プラハ街頭における戦車の存在を正当化するためにはどうしても言葉を必要とする。

加藤周一「言葉と戦車を見すえて」より

中国は50年遅れて旧ソ連の後を追っている。半世紀遅れている。

これはある国の10年後かもしれない。